アクセスを集めるためにオリジナルコンテンツをどうやって増やしていけばいいのか?
調味料を製造販売しているメーカーのWEB担当者の鈴木さんから相談をいただきました。
相談内容:
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地元の特産品を活かした調味料を製造し地元で販売しています。
4~5年ぐらい前からネットを使って集客を始め、
一般ユーザーさんに製造直販というかたちで販売を始めました。
しかし、集客の方が思うように行っていないので、もっとネットで集客し
エンドユーザーさんに直接自社の調味料をお届けしたいと思って、
ホームページの改善策を伺えればと思って相談させていただきました。
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前回は、アクセス解析データーの解析ポイント、
データーを使ってホームページを改善する方法についてお話しました。
最後にアクセスが思うように集まらない場合は、コンテンツ不足が主な原因なので
それを解決するためにオリジナルコンテンツを増やすようにアドバイスして終了しました。
今回は、
アクセスを集めるためのオリジナルコンテンツを
どうやって増やしていけばいいのかを更に掘り下げてお話していきます。
具体的なポイントは、
- オリジナルコンテンツを増やす前に知っておくべきポイント
⇒ホームページにアクセスする人は情報を探している人。Yahoo!やGoogleで検索するところから始まります。
つまり検索エンジン(Google、Yahoo!)で上位に表示されなければアクセスを集められない。
(PPC広告を使ってアクセスを集める方法もあります。) - SEOで上位表示するには検索エンジン(Google、Yahoo!)のビジネスモデルを理解する。
⇒検索エンジン(Google、Yahoo!)で上位に表示されるためには、GoogleやYahoo!が好むサイトにする必要がある。
では、GoogleやYahoo!が好むサイトというのは何か?
検索エンジン(Google、Yahoo!)の収益源は広告収入ですから沢山の人に利用してもらうことで広告収入が増えます。つまりお客さんが探している情報が満載のサイトを探しやすくすれば人は集まるわけです。ですのであなたのサイトを情報満載にすれば自然と上位表示できます。 - お客様(訪問者)はホームページのココを見ている。
⇒ホームページを初めて訪れたお客様は「このホームページは大丈夫だろうか?信用できるだろうか?」と心の中でつぶやいています。その疑問や不安に答えてあげられるコンテンツがあるかどうかをお客様は見ています。 - コンテンツの書き方・増やし方(1)写真も活用
⇒文字だけでなく写真も活用、原材料やそれを作っている人たちの顔写真や思い、エピソードも書く - コンテンツの書き方・増やし方(2)商品の開発秘話や誕生までの苦労話も書く
⇒商品が出来るまでには、たくさんの苦労があったはず、「こんな話しなんか誰が読むんだろう?」と思わずに書くこと、何故この商品を作ったか・販売しようと思ったのか等々、人は物語(ストーリー)が大好きです。 - お客様に信頼感・安心感を感じてもらうには。
⇒あなたもそうだと思うのですが、初めて入ったお店では「ここはどんなお店だろう?商品はちゃんとしてるかな?」などと思いますよね。特にインターネットではそれが顕著に現れます。なので「どうやったら信頼してくれるか?」「何を見せれば安心するのか?」と考えてコンテンツを追加すること。他にもあなたの業界では当たり前のことでもお客様は知らないこともたくさんあります。そのようなこともコンテンツとして載せましょう。 - コンテンツに書くべき事は、あなたが言いたい事ではなくお客様が知りたい事。
⇒あなたが言いたいこと(商品説明)を読むと、お客様の感情としては、売り込まれないようにしようという気持ちが強くなります。ですのでお客様が聞きたいことを書いてあげると「この会社は、私のことをわかってくれる」と感じます。 - アドバイザーとして情報提供する。
⇒サービス・商品を購入する時にお客様は、「○○したいけど使えるだろうか?」「私に使いこなせるだろうか?」と疑問や不安な気持ちを持ちます。それを解決してあげるようにアドバイザーとしてコンテンツを書きます。 - なぜなのか?という理由も忘れずに書く
⇒他社より「安い」「優れている」と書くだけでは、お客様は納得しないものです。必ずその理由も述べてください。人は単純に、自分がすることに理由を欲しがるものです。 - お客様の声や質問内容もコンテンツとして載せる。
⇒お客様から実際に質問された事こそが「お客様が知りたいこと」ですから、それをそのままコンテンツにします。またお客様の声は口コミと同じ役割を果たしてくれますので、あなた自身が話す言葉より何倍も効果があります。 - ホームページを見てほしいターゲットは誰かを忘れないこと。
⇒ターゲットがぶれると誰にも伝わらない文章になります。常にターゲットは誰かを忘れずにコンテンツを作成します。 - お客様が注文ボタンをクリックするまでの流れを考え、質問に答えるようにコンテンツを書く。
⇒お客様に迷わせない、考えさせない事が重要です。お客様がホームページを見た時、「このサイトは何かしら?」「どんなものがあるのかしら?」「ここでどんなことができるのかしら?」「他のサイトではなくて、ここのサイトじゃないといけない理由があるかしら」「注文はどこからすればいいのかしら?」と言った疑問を持ちます。この疑問に答えるようにコンテンツを書くことが大切です。
この相談の一部始終を公開中です。内容をもっと詳しく読みたい方はどうぞ!
この相談内容では、
- コンサルタント(以下高橋)
- 調味料メーカーのWEB担当者(以下鈴木)と記載しています。
高橋: では、『知識ゼロからのwebマーケティング ネット集客Q&A』ということで、前回に引き続き、調味料を販売しているメーカーのウエブ担当者の鈴木さんからご相談いただいています。今回は、アクセスを集めるためにオリジナルコンテンツというものをどうやって増やしていけばいいのかという質問をいただいていますので、これから始めていきます。鈴木さんこんにちは。
鈴木: こんにちは、よろしくお願いします。
高橋: よろしくお願いします。
じゃ、今日は、前回、アクセス解析入れて、いろいろなお客さまの興味関心というのをリサーチしていきましょうという話で、またアクセスを集めるのには、もうとにかくコンテンツが今の状態だとまだまだ不足していますねという話をしたんですけれども。今日はそれで、オリジナルコンテンツを増やすというところをポイントに話していきたいと思いますけども、よろしいでしょうか。
鈴木: はい、よろしくお願いします。
高橋: お願いします。鈴木さんのほうはどうでしょう。オリジナルコンテンツを増やすと一口に言ったんですけど、なんか分かりにくいとか、今困っているところってありますか。
鈴木: 以前、ほかのウエブサイトを見たり、そういうのに詳しい人にちょっと相談してみたところ、最初は本当にお客さまの声とかもなくて、あんまり何もない状態だったんですけれども、今それで一応お客さまの声を載せたほうがいいんじゃないかという人がいたら載せて、あと製造工程みたいな、つくっているところを載せたらどうかっていう声があったので、それで増やしてみてはいるんですけれども、そのオリジナルコンテンツの増やし方がこれでいいのかなというのもあるし、あと、それ以上にどういうことを書いていけばいいのかっていうのがちょっと迷ってるというか、増やし方が分からないというかですね。
高橋: 分かりました。
鈴木: そんな状態です。
1、オリジナルコンテンツを増やす前に知っておくべきポイント
高橋: それじゃあまず、このオリジナルコンテンツをなんで増やすといいのかという、基本のところに戻りますけれども、もともとオリジナルコンテンツを増やすというのは集客することが、まず第一の目的になりますよね。で、インターネットを使うときっていうのは、まずユーザーがなんでそのインターネットを使うかというと、情報を探しているんですよね。暇だから見てるっていうよりも、何か知りたいとか、調べたいとかということで、全部そこからまずスタートをしていくわけですよね。 で、そのときに、最初にすることってほとんどがYahoo!とかGoogleの検索窓に、自分の調べたい言葉、キーワードを入れて出てくるサイトを巡回していくというか、見ていく、そういうところから始めていると思うんですけれども。
鈴木: あ、なるほどですね。
高橋: そうすると結局、すべて検索するところから始まるわけで。
鈴木: あ、そうですね、はい。
高橋: その検察したときに、その鈴木さんのサイトが検索エンジンのサイトに出てこないと、全然見つけてもらうことができないっていうことですよね。
鈴木: ああ、そうですね、はい。
高橋: なので、その鈴木さんの見込み客の方が探しているであろう情報に関しての、そのコンテンツ(情報)の文章とか写真とかも含めてたくさん鈴木さんのサイトにあればあるほど、検索エンジンに引っ掛かってくる確率がすごく大きくなるじゃないですか。
鈴木: はい。
高橋: なので、ページが1ページとか2ページしかなかったら、ほとんど引っ掛かる可能性が低くなりますよね。
鈴木: あ、なるほどですね、はい。
2、SEOで上位表示するには検索エンジン(Google、Yahoo!)のビジネスモデルを理解する
高橋: そこ何て言えばいいんだろう。広く網を掛けるというような意味でも、まずオリジナルコンテンツを増やすというのが、集客には必要になってくるわけですね。
で、もともと、ちょっとだけ難しくなりますけども、検索エンジンというのがなんで存在しているのかというと、ウェブサイトは結局たくさんの人に利用してもらって、要するに、GoogleやYahoo!のサイトにたくさん人が来てもらって、そこに広告がいっぱい張ってあるじゃないですか。広告をクリックすることで、GoogleなりYahoo!は広告収入が得られるわけです。それがメインの収入です。
そのためにはやっぱりあそこをたくさん使っていただきたいというのがありますから、要するに、お客さんが探している情報がすぐに見つかるという便利なサイトでなければいけないので、そういう情報がいっぱい載ってて、お客さんにとって便利なサイトをあそこにザーッと並べてあげられればいいわけで、そういうサイトをGoogleなりYahoo!というのは探しているわけですよ。だから、それにマッチするような形に鈴木さんのサイトがなっていれば、1ページ目に載せてくれるわけです。なので、そのためにもオリジナルコンテンツというのをまず増やしていきましょうと。
鈴木: うん、ふん、うん、なるほどです、はい。
3、お客様(訪問者)はホームページのココを見ている。
高橋: で、あと、調味料で検索した人が、その鈴木さんのサイトに来たときに、何を見るかというと、やっぱりそのサイトが信用できるサイトがどうかっていうのをすごく見るじゃないですか。
鈴木: あ、そうですね。
高橋: お客さんにすると、やはり顔が見えないところで買い物しようとするっていうのはすごく不安ですよね。
鈴木: あ、そうですね、はい。
高橋: そういうときに信用できるサイトかなあ、大丈夫かなあって判断する基準としては、やっぱり情報がいっぱいあって、「あ、ここなら大丈夫そうだわ」と思ってもらえるようなサイトにしていく必要があります。
鈴木: あ、そうですね。
高橋: 人はだいたい不安があると買わないので、普通のお店でもそうじゃないですか。なんか汚い人が販売しているところだと、そこで食べ物とか買いたくないですよね。
鈴木: 嫌です、はい。
高橋: それとおんなじで、やっぱりそういう調味料のサイトなら調味料に関する情報がたくさん、原材料のことから何から書いてあるようなサイトだったら、それだけまじめにここの会社はやってるんだわという感じで信用が出てくるじゃないですか。だから、そういう情報をたくさん載せてあげると。要するに、信用を上げるということは、お客さんの不安を取り除いてあげるような情報ですよね。
最近だと、そういう放射能の話が出ているので、例えば、放射能はこれだけしか検出されませんとかっていう情報もあれば信用できますよね。
鈴木: あ、原材料の信頼性みたいな。
高橋: 例えば、載せたり。
鈴木: 使っている材料の数値的なものをチェックして、今だったら安全ですということを情報として載せていくということですか。
高橋: 原材料だったら、どこどこで取れたタマネギなり野菜を使ってますとか。で、どこどこで取れた野菜をなぜ使うのかというと、これこれ、これこれだからおいしいんですとか。
鈴木: じゃあ、産地が明確になっているような原材料は、その産地まで情報を記載したほうがいいっていうことですか。
高橋: いいですねえ。
鈴木: ああ、分かりました。
高橋: できれば、その材料を使う理由みたいなのもあるといいです。単に安いからだけじゃなくて、味がいいとか、たれに使うとこういう味を出してくれるとか。
鈴木: あ、そうですね。味がいいっていうことと、安全性っていうことは、すごく気を遣っています。
高橋: はい、そのへんもこういう、これとこれと比べてこれにしたんです、みたいな話とかあるといいですよね。
鈴木: ああ、今の原材料を使っているものにいたるまでいろいろ迷いというか、いろんなものを試した結果、今はこうなっていますということも含めて情報として提供してもいいということですか。
高橋: はい。まず、そういうことでコンテンツ増やすと集客につながっていくっていうことですよね。
鈴木: ああ、分かりました。ちょっと質問なんですけど。
高橋: はい、どうぞ。
4、コンテンツの書き方・増やし方(1)写真も活用
鈴木: まず、今ちょっと聞いてて、安心、おいしいということはなんか一生懸命伝えようとしていたんですけど、この安心ですよということは、ちょっとあんまり、今の現在では言えてないなあと思ったんですね。で、この安心であるということを上手にというか、コンテンツに入れていく方法というか、その情報の増やし方というんですかね。あれば、ちょっと教えていただきたいんですけれども。
高橋: 例えば、安全ということであれば、一つには原材料、タマネギとか野菜をつくっている方の写真とかメッセージだったり、その畑、作業風景をちょっと写真に撮って入れるというのもありますよね。
鈴木: 買ってる農家さんに頼んで、許可をいただいて、その人たちの生産者の方々の顔を。
高橋: はい、顔と、あとこんな思いでつくっていますと。今、スーパーに行っても、「佐藤何々がつくりました」とかっていう野菜とか売ってると思うんですけど。
鈴木: あ、今、見ます。
高橋: ああいうのなんか一言入っているだけで、だいぶ安心感というのかな。
鈴木: はい、ありますね。
高橋: 訳分かんない中国から入って来たんじゃないんだなあとか分かるじゃないですか。
鈴木: ああ、そうですね。すると、そこの部分を増やすのは、自分たちでコンテンツを一生懸命こういうのを使ってますと書くよりも、「まあ、載せてもいいですか」ってちょっと伺って、じゃあ、その野菜をつくっている思いとかを、その生産者さんに簡単にインタビューというか、思いを聞いて、その言葉を載せるみたいな感じでコンテンツをつくればいいということなんですかね。
5、 コンテンツの書き方・増やし方(2) 商品の開発秘話や誕生までの苦労話も書く
高橋: そうですね。一つは、そういう方法もありますよね。あとは、鈴木さんたち自身で、今の調味料ができるまでたぶんすんなりできたわけじゃないと思うんですよね。その材料選びから始まって、配合っていうんですか。何を何グラム入れたりとかって、そういう調合の仕方とかもいろいろ研究されたりとかしてると思うんですけど、そういう開発秘話、誕生秘話みたいなのは、これはすごく有効ですよ。そういう、何て言えばいいんだろう。ただ文章が並んでいるよりも、物語風になっていると、すごく人って興味を持ってくれるじゃないですか。
鈴木: はい。商品ができるまでの物語を文章にして、コンテンツとして載せる。
高橋: そうですね。写真も入れて。
鈴木: あ、写真も入れて、はい。
高橋: その中で、あ、そう。さっきの生産者の話からダーッと始まっていってもいいですよね。こんなところからこのたれは生まれましたとか。なんかそんな感じで。
鈴木: すると、創業者が一番最初になぜこういうものをつくって売ろうと思ったかみたいな話でもいいんですかね。
高橋: ああ、もちろんいいです、はい。
鈴木: それは創業者に聞いたことがあります。なんでこういうことをやろうと思ったかというのは。ただ、それは今、ウエブサイトの中では全く紹介していないので。
高橋: ないですよね。
鈴木: はい。ぜひ。これ、創業者は今の社長なので、すぐ許可取れて載せられると思います。
高橋: これも入れたほうがいいですね。
鈴木: はい。じゃあ、その創業者の方と今の原材料に至るまでとか、今の味になるまでをちょっともう少し詳しく取材しないと分からないんですけど、その中からいろんな物語としていい感じの話を分かりやすくコンテンツにしていけばいいということですか。
高橋: そうですね。
鈴木: あ、分かりました。
6、お客様は、あなたの事を信用していない。
高橋: 基本的に覚えておいてほしいのが、お客さんというのは信用しないんですよね、まず。特にネットの場合は。なので、お客さんに信用してもらうにはどうすればいいかというのを考えていくと、コンテンツのアイデアも出てくると思うんで。あとは自分たちが当たり前だと思ってやっているようなことって意外にお客さんは知らないので、そういうのも、そういう製造工程なり、開発秘話みたいなところに入れていくと、「あ、ここまでやってこれをつくっているのね」というそういう驚きというか、人によっては感動してくれるかもしれないですよね。
鈴木: ああ、分かりました。じゃあ、ちょっと今そう言われて思い出したのは、当たり前、地元で取れた野菜とか特産品を使っているということは自分たちでは、地元にいるので当たり前だと思ってたんですけど、大きなメーカーさんになればいろんな野菜は大量生産で輸入とかになりますから、この当たり前のことを伝えるだけでもいいっていうことですか。
高橋: そうですね。
鈴木: ああ、分かりました。
高橋: 結構お話していると、そういうことって出てくるんですよね。自分たちは本当に当たり前だと思ってても、「そこまでやってるんですかあ」とか、あるいは、その業界の中ではそれが当たり前のことでも、普通に一般の人から見れば、「えー、そこまでやっているんだ」というのが結構あるはずなんで、だから、自分たちが当たり前だと思っていることをもう一回ちょっと、「ほかの人、お客さん知らないんじゃないかなあ」と思って考えてみるといいと思うんですけどね。
鈴木: あ、分かりました。うん。
7、コンテンツに書くべき事は、あなたがいいたい事ではなくお客様が知りたい事。
高橋: あとは、こうやって考えるとどうかな。
よくありがちなのが、自分たちが言いたいことだけを書いたり、言うっていう営業マンでもそうですけど、そういう人が多いんですけど、そうじゃなくて、お客さんが知りたいことを話してあげる。なので、話してて、お客さんが「それ、本当なの」と思うようなところで、「実は、これはこれこれこうです」とかって、そういう理由なり、そういったのも付け加えていくと、その書くことが無いっていうことはないはずなんですよ。
鈴木: はい、そうですね。今聞いて、話している中でも幾つかちょっと思い付いたことがあるので、何となく増やし方っていうか、どういうことを増やせばいいのかっていうのは何となく分かってきた気がします。
高橋: そうですね、うん。
鈴木: ただ、これちょっと今、こんなの増やせばいいとは思ったんですけれども、具体的になんかそれを文章、どんな形で、ただ字だけをこういっぱい書いても、なんかこう、難しいホームページのような感じになっても、なんかこうちょっと、どういうふうに伝えていけばいいのかなあって、ちょっと今思ったんですけど。これはやっぱり字だけじゃなくて写真を増やしたり。
高橋: はい、写真も入れたほうがいいです。
鈴木: ああ。っていうことで。正直に言うと、あんまり文章とかが得意じゃないので、簡単にというか、そんなに手間を掛けずに分かりやすく、今伺ったようなことを伝える方法みたいなのあったら教えていただきたいんですけど。
高橋: それは例えば。材料を仕込んでいるところだとか、作業工程とか、写真で。
鈴木: 今、一応作業工程の写真は、商品ができるまでみたいなコーナーは一応はあるんですけども。
高橋: これは、もうちょっときれいに撮ったほうがいいかもしれないですねえ。
鈴木: 写真ということですか。
高橋: はい。何て言えばいいんだろう。手作り感が出すぎているところかな。
鈴木: 一応手作りでやってるっていうことを売りにしているんですけれども。逆に、見る人によっては、そこがイメージダウンに。
高橋: にも、なりかねないところがありますよね。
鈴木: ちょっとそんな印象が、今だとあるっていうことですかね。
高橋: そうですね。僕が初めて見て。
鈴木: ああ、なるほど。じゃあ、これは載せていること自体はいいんですけれども、ちょっと簡単に言ってしまうと写真の撮り方とかがちょっと素人っぽいというか、雑な感じが、ということですかね。
高橋: そうですね。若干何て言えばいいんだろうなあ。ちょっと家の台所でつくってる感じもしなくもないですよね。
鈴木: あー、そうですね。これ照明とか、いろいろ自分で、実はハンディーのちょっとしたデジカメみたいなので自分で撮ったやつなんですね。ということは、これはプロに頼んで照明とかしっかり付けてということ。
高橋: それ、できれば一番いいですけども、例えば、これ材料を入れている容器、ボールありますよね。こういうのをもうちょっと何だろう。ステンレスっぽいので統一したりとか。
鈴木: あ、いつもこれなんですけど。撮影のときはちょっとそういう細部に気を遣ってということですか。
高橋: そうそう。写るものにちょっと気を配ったらいいんじゃないかなあ。
鈴木: ああ、分かりました。じゃあ、それ以外の流れ的なことは、まあ、そんなにあれですか。このままで写真をちょっと差し替えてみると、また印象が変わるということですかね。
高橋: そうですね。写真はなるべく、何て言えばいいんだろう。きれいに写すとかっていうことじゃなくて、 中身がちょっとプロフェッショナルっぽい感じにされていくといいと思いますね。
鈴木: 分かりました。ちょっと、ここはちょっともう少し気を付けてやってみます。
8、アドバイザーとして情報提供する。
高橋: はい。そうですね、お客さんの知りたいこと、まあ、アドバイザーというイメージでお話してあげるといいですよね。
鈴木: ああ。
高橋: あとは、おいしいたれを選ぶときのポイントだったり、こういう豚肉のときはこのたれで、これがベースになったたれのほうがおいしいとか、あるんじゃないかなあと思うんですけど。食材によって、しょうゆベースのたれだとかそういうのがあるんじゃないかなあと思うんですね。
鈴木: 合う、合わないということですよね。
高橋: そういったのも、おいしい、今だと、たれができるまでとかそういうこと。生産者側からの情報ばっかりなので、結構お客さんって何を選ぼうか迷っちゃうと思うので、迷わないようにアドバイスしてあげるようなコンテンツ。
鈴木: こういう料理をもしつくるんだったら、これを使ってくださいって。で、その理由は、こうこうこういうふうになってて、味がよくて、ちょっとお子さんが食べやすくなりますとかっていう。
高橋: そうですね。
鈴木: その、選んでいただくための情報を提供するっていうことですか。
高橋: はい。情報提供、そうです。買って買ってじゃなくて、情報を提供してあげると、お客さんは売り込まなくても買ってくれるので。
鈴木: そういう意味ではちょっと今あるコンテンツ、一応レシピとかもあったほうがいいということで載せてはみたんですけど。そういった視点からのではなく、ただ紹介するという感じになってましたから。
高橋: そうですね、例えばココの部分、何て言えばいいかな。「中華風鶏の○○焼き」という料理名だけでなく「鶏肉をおいしく食べるには」という切り口にしてもいいですよね。そうですね、たれ自体は何種類かあるんですもんね。
鈴木: はい。うーん、そういえば今、自分のつくったそこの紹介のところは、最後はやっぱり「自信があるのでお試しください」とかっていうふうな紹介の仕方になんか全部、一度お試しくださいとか、食べてくださいという切り口ばかりで書いているので。
高橋: それは売り手側からのメッセージですよね(笑)。
鈴木: で、これをちょっと今、聞いてて思ったのは、おいしいということを伝えようと思ってたんですけど、意外と今の時代とかもあるかもしれないんですけど、知りたいとか不安ということを聞いたときに、安全ですよということは当たり前に、つくっているほうは安全なものと思っているので、わざわざ安全ですよという必要はあまり感じてなかったんですけれども、今いろんな食の安全とかっていうことを考えると。
高橋: そうですね。
9、なぜなのか?という理由も忘れずに書く
鈴木: うん、おいしいということよりも、こうこうこうで安全なものを使ってますというほうが、お客さんの知りたい情報になるのかなあと少し思いました。
高橋: そうですね。なぜ安全なのかっていうところまでを言ってあげる必要がありますよね。結局、理由がないと人って動いたりなんかしないんですよね。意外と。なので、必ず理由を入れるようにしたほうがいいですね。
鈴木: あ、例えば、この生産者から、なぜこの原材料を仕入れているのかという理由。
高橋: そうですね。数ある生産者の中からそれを使っている理由。
鈴木: ということは、できるまでの物語、商品ができるまでの物語のコンテンツを増やそうと思ったら、なぜこんなことを紹介するのかっていう理由も書いたほうがいいっていうことですか。
高橋: そうですね。
鈴木: はい、分かりました。あ、そうするとだいぶ、うん。ちょっとまだまだ、今までつくってたのが、こっちの言いたいというか、こっちの状況をただお知らせするとか、お試しくださいという情報ばかりちょっと多かったんですけど、お客さんはきっとこんなことを知りたいのかなあっていうことをちょっと想定すると、違ったコンテンツがちょっとできそうなので。
10、お客様の声や質問内容もコンテンツとして載せる。
高橋: そうですね。あとはお客さまとか取引先とお話する機会もあると思うんですけど、そんなときなんか質問受けたりとかっていうことがあるかと思うんですけど、それを書くのもオッケイですよ。それがお客さん知りたいことなので。
鈴木: あ、ああ。
高橋: 鈴木さんが頭の中で考えるんじゃなくて、実際に出てきた質問だったり、不安だったり、要望が出てきたりもするかもしれないですよね。そういうのをまとめてQ&AかFAQにして、コンテンツにしてもいいですよね。
鈴木: はい。
高橋: で、最初は少なくてもだんだんそういう意識で接していると、そういう質問内容とかもまた聞けると思うので、また追加していけばいいですよね。
鈴木: はい、分かりました、はい。
高橋: あとは、そうですね。
鈴木: 一応、Q&Aというコーナーというか、ページはあるんですけど、その安心という観点からの質問はちょっとない。購入に関しての質問とか、そういうのが多かったので、もうちょっとここのところを増やすというか、充実させていくということでいいんですかねえ。
高橋: そうですね、そこも充実させていくと。
11、ホームページを見てほしいターゲットは誰かを忘れないこと。
鈴木: はい、分かりました。ああー、今の営業で、業者さんとのお付き合いが多いけれども、そこで来る質問をなんかいつも接している人たちなので重視していたんですけど、このホームページで売る場合は、その業者さんではなくて一般の人なので、そういう人からの質問というのは、そう言えばまだそんなにないです。
高橋: ないですか。でも、その取引先は、直接その消費者と接しているわけですよね。
鈴木: そうです。
高橋: そうしたら、その方からも聞けますよね。お客さんの評判どうですかとか。
鈴木: ああ、はいはい、はいはい。あ、そういうことを積極的にこっちからちょっと聞いて、うん。
高橋: うん、聞いていく。
鈴木: あ、そういうことはちょっとあまりしてなかったですね。分かりました。じゃあ、ちょっとコンテンツをつくるためにアンケートっていうまではしないまでも、積極的に聞いてみます。
高橋: そうですね。インターネットとは言え、結局リアルでお付き合いしている方の声を文章なり写真でホームページに載せているだけなので、やっぱりリアルな声っていうのが一番、直接お客さんから聞く声というのが一番のコンテンツになりますよね。
鈴木: はい。あ、なるほど、ですね。分かりました。あまりそういうことを積極的には聞いてきてなかったので、聞こうと思えばちょっといろいろ聞けるんですけど、黙ってても言われることだけを聞いてた感じがあるので、ちょっとコンテンツをつくるという観点から、ちょっとどういった要望とか反応があるかっていうことをちょっと積極的に聞いてみたいと思います。
高橋: そうですね。そうすると、そんなに、何だろう。コンテンツに悩まなくなってくるかなあと思うので。
鈴木: 自分で何をつくろうかなって悩むよりも、周りの人たちに聞いてどんな情報が、極端な話、どんな情報が載ってたら安心するかとか、興味が出るかということを周りの人に聞いて、そのことに答えるようなコンテンツを増やしていくっていうほうがいいっていうことですね。
12、お客様が注文ボタンをクリックするまでの流れを考え、質問に答えるようにコンテンツを書く。
高橋: そうですね。あとまあ、自分でもいろんなお店で買い物を、まあ、買い物をしなくてもいいですけど、見てみるといいですよね。ほかのホームページを。で、これを買おうかなあと思ったとき、自分がいったい何を知りたいのかなあというのをやってみると、意外に分かってきますよ。
鈴木: あ、そうですね。なんか無意識に買っていますけど、たぶん、そう言えばそうですね。なんか注文するページというのは、見やすいというか、自然に気づいたら注文しようと思っているような感じになっていますね。
高橋: そうですね。そのホームページは何だろう。ホームページをつくるときの動線というか、お客さんの質問に答えながら読ませながら、注文ボタンにつなげていくような、そういう設計をしているんですよ。やっぱり買ってしまうサイトというのは。ただ、きれいにつくってあるんじゃなく、いろいろテストしてそういうのをつくっているところがありますので、そういうのを見てまねる。それが一番参考になります。
鈴木: あ、分かりました。ああ、なるほどです。じゃあ、ちょっと、同業者で売れてそうなサイトを見て、どんなことをやっているのかというのをちょっと参考にして。
高橋: うん、そういうリサーチって大事ですよ。
鈴木: ああ、そうですね。分かりました。
高橋: あと、そうですね。今日はそれぐらいですけども、あと何か、今日のところで質問ありますか。
鈴木: 取りあえずやってみようと思ったことは、信用してもらえるということと、不安を解消するために生産者とつながりがある人には声を掛けて、ちょっと農家さんの野菜とか果物をつくっている思いというのは、載せられるところは載せようと思いました。
高橋: はい、そうですね。
鈴木: はい。それは写真を撮って、インタビューをして、どんな思いでつくっているのかというのを載せるということをやってみようと思いました。
高橋: はい。
鈴木: あと、商品がいろいろできるまでに会社内で試行錯誤している様子というのは、全くせてないので、それも入れてちょっと、みようかなあと思いました。
高橋: はい、そのへんは特にぜひ入れたほうがいいですね。
鈴木: あと、このホームページで、ウエブ担当の自分の売りたいという思いを載せてたんですけど、創業者がなぜこれを始めたか、この商品を世に出したかということも全く触れてなかったので、このへんも社長に聞いて、何か載せれればいいなあと思いました。
高橋: そうですね。なんかインタビューしたやつで、原稿起こしてちょっとやってみるといいと思います。
鈴木: はい。そんな感じでやると、結構増やせるなあと思ったんですけど、そのまとめ方というんですかね、そのへんはちょっとこれからつくってみるにあったって、ちょっと不安と言えばそこですかね。
高橋: ああ、そうですね。
鈴木: 文章。
高橋: 文章を書いて、ただ書けばいいっていうのとはちょっとまた違うんですよね。
鈴木: はい、そこでいつもなんかコンテンツを増やすときに、文章を書いていて、なんかこう、悩みながら書いている感じなので、なんかこう、どんなことを気を付ければいいっていうか、ひな型でもないですけど、ちょっと楽したいっていうわけじゃないですけど、なんか簡単にできる方法とかあればなんか教わりたいなあと思うんですけど。
高橋: はい、分かりました。それはあります。ありますというか、簡単というか、どうせやるなら効果的にやらなきゃいけないので、そういう方法はありますので、次回にまた、そこはお話しますので。
鈴木: あ、分かりました。
高橋: まずは、ちょっとネタをいろいろ集めてみてください。
鈴木: じゃあまず、どういうふうに載せるかは二の次として、その候補の、情報の、載せる情報のための候補の、何て言うのかな。情報を生産者にインタビューしたり、元のネタというか、そこをちょっとまず集めるところをやってみたいと思います。
高橋: そうですね。
鈴木: はい。
高橋: じゃあ、それをまずやって、次回またちょっと打ち合わせしましょう、はい。
鈴木: そうですね、はい。分かりました。じゃ、かなり何をやればいいのか明確になってきたので、ちょっとまずはインタビューからやってみます。
高橋: そうですね、やってみてください。
鈴木: はい、じゃあ、今日は大変重要な話ありがとございました。
高橋: あ、いえいえ。はい、じゃあ、また次回。
鈴木: はい、よろしくお願いします。
高橋: はい、お願いします。
鈴木: ありがとうございました。
高橋: はい。